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『商品を勧める前に立ち止まりたい最低限の思考法、という話。』

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美容室の業務を変える
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|商品は勝手に売れない|

みなさんはお客様に商品を提案するとき、
どのようにして勧めるだろうか。

「香りがいいですよね」
「スタイリングしやすいです」
「ドライヤーの熱から守ります」
「頭皮が綺麗な状態で保たれます」
「ボリュームがでるようになりますよ」
「このトリートメントはツヤツヤになります」
「うちのオリジナルシャンプーです」
「今、キャンペーンやってます」



きっと店販を勧めるための勉強会や
商品の解説もついたセミナーなども多く、
参加して、日々、勉強されているだろう。


たまにこんな話を聞く。

「この商品は大人世代に人気です」
「40代以降の女性に売れています」

なるほど。
ターゲットが明確な商品なら、
そのままお勧めしやすい。
売る側としてはありがたい。


|売り文句が文句に繋がる|

ただこれをそのまま鵜呑みにして良いのか。
今一度、己に問い直したい。


昨日のコラムで書いた
「相関と因果の関係」だ。

商品Aが40代に売れているのは、
相関関係なのか、因果関係なのか。


そもそも40代向けに開発された商品だから、
売り手も40代ばかりに提案する。
それは自然と40代に売れる(しかない)。
これを因果関係と呼んでもいいのか。


もちろん、言われるがままに、
考えもなくただ40代女性に、
商品を勧める人は少ないかもしれない。


しかし年齢別商品だけでなく、
多くの商品は顧客属性を設定する。
その誰かが作った設定を、
売れているという相関的な数字をもとに、
お客様に勧めて良いのだろうか。


|売るテクニックだけに頼らない|

このとき気をつけたい、
意識しておきたいのはやはり、
因果関係だと思う。

お客様ひとりひとりの個性と、
その商品を使ってもらうことに、
明確な因果関係が見えるか。
もしくは因果を見つけ出したり、
因果を創り出すことができるか。

きっと、商品だけでなく、
サービスやキャンペーンや仕事においても、
相手が納得せざるを得ない、
因果を見いだすこと、
その意識を持つことが、
重要なのではないだろうか。


今日も上から目線で、
申し訳ありません。

株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣

『商品を勧める前に立ち止まりたい最低限の思考法、という話。』 is a post from: 美歴マガジン


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